Salvation Army

渡米してすぐに中古で買ったソファーがあったのですが，ムービングセールで売れ残っちゃったので，思い切って寄付することにしました．

日本では救世軍と呼ばれているThe Salvation Armyというキリスト教系の慈善団体があります．イギリスが発祥のこの団体は世界中でいろいろな慈善活動をしている巨大な組織なんですが，例えばショッピングモールで募金をつのったり，貧しい人たちに炊き出しをしたりという草の根のボランティア活動から，災害で行方不明になった人たちの安否確認などその活動は本当に多岐にわたります．

その活動のひとつに，寄付された家具や服などを低所得者向けに格安で販売してその売り上げを自分たちの活動資金とする"FAMILY THRIFT STORES"というのがあります．基本的に持込で寄付を受け付けてもらえるそうなんですが，大物の家具の場合，電話で連絡すると取りに来てももらえます．

いくら消費大国アメリカといえども，まだまだ使えるモノを捨ててしまうのはさすがに良心がチクチクするし，まだまだ誰かに使ってもらえてさらにその流れの中で生まれたお金が誰かの助けになるならそれもまた良いことだと思います．まぁ，こちらとしても，不要な家具を無料で引き取ってもらえるわけでそれだけでも非常にありがたいです．

引き取りに来てくれたトラックとお兄ちゃんたち．予定時間を２時間ほどオーバーしてから現れたり，大物家具は１階まで降ろしておかないと引き取ってもらえないとか，お約束のような事柄はありましたけど陽気で元気なお兄ちゃんたちでした．

ちなみに上記のThrift Stores，別に低所得者じゃなくても買い物はできます．ミシガン州内でも主要な都市にはたいていあります．さすがに寄付で集められたモノなので，商品の質はそれなりなんですが，たまに面白いモノが転がっていたりします．格安の家具を探している人，宝探しが好きな人はぜひ一度のぞいてみることをオススメします．